ツァイスチームが230種を発見

WP内の24時間レースでは、一体どのくらいの種を記録することができるでしょうか?90年代の終わりから今世紀の始めにかけて、記録は特にフィンランド、フランス、エストニアといった国で延びていました。中でもエストニアでは、ミカ・ブルーン氏、サンサ・カイレニウス氏、ユカ・カハヴァ氏、ヤン・ノードブラッド氏によるフィンランドのチームによって、1998年5月25日に全190種としてヨーロッパ記録が樹立されました。この後、トラミュンタナバーディングチームが2004年に初めて200種に到達し、SEO/BirdLife主催のスペインのバードレースにて優勝し、2005年に202種、2006年に204種、2007年に217種と記録を上げていったのです。これは過去10年間の、間違いなく最高のヨーロッパ記録です。

レースの詳細はブログ(www.tbt.cat)で見ることができ、色々な写真と各チームの毎年の記録も確認できます。これは、ジョルディ・サガタル氏、オリオール・クララブチ氏、デリ・サーヴェドラ氏、アライックス・コマス氏、ポン・フェリウ氏、ジョアン・カルレス・ギミショ氏からなるカタロニアのチームが提供してくれています。春の渡りの季節に多種多様な種がヨーロッパで記録されているのは、スペインの北東部に幅広い生息地と海抜があり、海と沿岸湿地から高山牧草地を伴った高い山々、また、大草原地域と様々なタイプの森があるからで、1日に200種以上を発見することができるのです。

スペインで行われた最終のレースにて、ホセ・ルイス・コペテ氏、フェラン・ロペス氏、フランシスコ・カーシュナー氏からなるツァイスReservoir Birdsチームが、230種というスコアで2017年5月6日、ついにヨーロッパ記録を破りました。2016年、211種というスコアをだしたチームと同じカタルーニャでの記録です。彼らはレースの経験を私たちにシェアしてくれました:

レースは、カタルーニャのリェイダ近くのステップエリアで土曜日に始まりました。そこではまず、夜に鳴き声を上げ、活動する種を記録できました:アカエリヨタカ、ヨーロッパヨタカ、メンフクロウ、コキンメフクロウ、コノハズク、トラフズク、ワシミミズク、ウズラ、イシチドリ、サヨナキドリ、その他のいくつかの種です。なんとも希望のある始まりでした。そこから、夜通しC25に向かって真っ直ぐ運転し、バルセロナの北約70kmにあるビックまで行ってから、ピレネー山脈へとさらに北に進みました。登る前に少しだけ止まり、サギの繁殖地でゴイサギやコサギといった種を見つけ、記録に加えました。その後、いよいよ2000mの頂上を目指して登り始めましたが、道中、ヤマシギに出会い、全員がエキサイトしました。というのも、ヤマギシはこの季節、南ヨーロッパで繁殖中なので、ここで見られたことは、非常に珍しかったのです。

登山道の終わり、頂上にある高山草原に着くと、私たちは美しい鳴き声を持つスズメ目の鳥たちを記録するため、日の出をしばし待ちました。昨年、同じ場所に着いた時は、猛吹雪と激しい風の中でした。しかし今年は天気に恵まれたのです!

日光が差し込み始めると、私たちはすぐに高山牧草地と亜高山帯森林にいる種を記録しました:ハシグロヒタキ、タヒバリ、シトロンヒワ、クビワツグミ、ヒゲワシ、イヌワシ、クマゲラ、ムナジロカワガラス、キセキレイ、ハシブトガラ、その他このレース中、ここでのみ見つけられる種です。ピレネー山脈のこのエリアで、私たちは予想していたすべての種を見つけられましたが、キンメフクロウのみ、生息地が近場にはなく、他の種と生活をともにしない彼らの邪魔をしたくなかったので、記録するに至りませんでした。その後、私たちはリェイダの開けたエリアであるギソナ近くまで戻りました。ここは、かなり多くの特殊な種が集まっている場所です:メジロムシクイ、オナガムシクイ、シラヒゲムシクイ、ボネリームシクイ、ウタイムシクイ、ハタホオジロ、ズアオホジロ、ノドグロアオジ、ムジタヒバリ、コアカゲラ、ハイイロチュウヒ、チュウヒワシ、ズアカモズ、その他、短いウォーキングで記録した種です。ちなみにその中のいくつかは、とてもよく見ることができました。そこから移動し、オオブッポウソウ、マダラカンムリカッコウ、ヒメチョウゲンボウ、ヒメノガン、クロサバクヒタキ、カオグロサバクヒタキ、デュボンヒバリ、ヒメコウテンシ、コヒバリ、クロエリコウテンシといった種が生息しているカタルーニャの内陸にあるステップエリアでは、レース中、よく見られる種がいくつかいました。

それから、午後中を費やそうと予定していたデルタのリュブラガートに向かいました。ここは、沼、湿地、そしてビーチといった小さなエリアですが、むしろ多くの様々な種が生息しています。実は、私たちが記録した70%は、この場所で行われたのです。このレースでカギを握るポイントの一つは、このエリアのように、海岸から海を観察しながらも、湿地にいる生物の声を聞くことができる場所を見つけられるかでしょう。

まさに幸運の女神が、海や湿地を見ている時に私たちのそばにいたのです。2時間も経たないうちに、実に多くのアイコニックな種をビーチから見ることができました:ヒメウミツバメ、シロカツオドリ、トウゾクカモメ、クロトウゾクカモメ、コアジサシ、ハシグロクロハラアジサシ、アザサシ、クロハラアジサシ、サンドイッチアジサシ、カモメの一部、そして冬の最後を乗り切ろうとしている一頭のカワウです。湿地やその近くでは、たくさんの渉禽類、アヒル、スズメ目の渡り鳥や、エル・プラットの街で繁殖中のズキンガラスのペア(スペインでは初の記録!)、冬に着いたにも関わらず、5月の第1週でもまだ留まっていた一羽のカオジロガン、デルタのリュブリガートでは珍しい一羽のウスユキガモといった、プレミアムな生き物も少しだけ見つけました。しかし、前日に見かけたソリハシシギを見つけることはできませんでした!日が落ちる頃には、素晴らしいリストができたのですが、いくつ記録できたのか具体的な数字を数える時間はありませんでした。

少なくとも200種以上ではあると思いましたが、その時点で記録できた数は分からなかったのです。夕暮れ時、ヤチセンニュウが歌っており、リストに加えることができました、嬉しい!車に戻っている時も、一羽のハシブトアザサシが頭上を通り、記録できました。夜になると、初日の夜に逃げられた種を、リストに加える時間がまだ残されていると気づきました。それがモリフクロウです!

レース中だと、普段は簡単に見つけられる種が見当たらない、ということがあります。これがその例でした。私たちは残りわずかな時間で、最後の望みをかけ、サン・クリメン・ダ・リュブラガートという丘に行きましたが、すでにスタートしてから21時間半が経っていました。可能な限り静かに、普段、フクロウが鳴いているエリアに着きましたが、鳴き声が聞こえません。一時間半を費やして後、ようやくモリフクロウの声が聞こえましたが、なんとそれは、レース終了の1時間前でした!私たちは全員、疲れ果てていましたが、最後にモリフクロウをリストに加えることができ、ハッピーな気持ちでレースを終え、休息を取るためバルセロナ近くまで行きました。

モリフクロウの声を待っている時、私たちのリストには229種が記録されていました。ですので、モリフクロウの声を聞き、ついに230種となったのです。すべてのチームの最終結果が発表された後、私たちのスコアは新しいヨーロッパ記録として樹立しました。

ツァイス製品によって強化されたReservoir Birdsチーム

「私たちReservoir Birdsチームは、トップクオリティーを誇る光学系のツァイスVictory SFを使いました。10倍の倍率モデルは最も広範囲の視野を持っています。8倍の倍率も同じことが言えますが、非常に素晴らしい視野を提供してくれるのです。また、信じられないほどシャープな画は、シンプルかつ繊細なフォーカスによって作り出されています。これらの双眼鏡を野外で使えば、目に写るすべての野鳥を楽しめるでしょう。」

ツァイスがスポンサードしたスペインからのチーム、Reservior Birdsは、3月に行われたthe Champpions of the Flywayのバードレースにて好成績を残しました。